2023-01-01から1年間の記事一覧

上野(上野公園、谷中墓地、アメ横)

茨城県に転勤した友人と会うために中間地点でと上野で飲むことになった。だいぶこちらに近づけてもらってる気はする。かなり早めに着いた。 上野はすごい人の数だった。いつ来てもすごい。上野公園をたくさんの人が散歩している。巨大な公園で何度来ても全体…

藤沢駅(名店ビル)〜鵠沼駅

藤沢駅前の名店ビルがいつからあるのだろうと調べて、再開発で取り壊されることを知る。ちなみに1965年の創業だった。藤沢には、高校生の頃に予備校で来ていて、当時は都会のように思っていた。今になって見ると、人は多くてもすべての建物が古くなっている…

「純真なエレンディラと邪悪な祖母の信じがたくも痛ましい物語」 - ガルシア・マルケス

純真なエレンディラと邪悪な祖母の信じがたくも痛ましい物語: ガルシア=マルケス中短篇傑作選 作者:G・ガルシア=マルケス 河出書房新社 Amazon ガルシア・マルケス 1928-2014 コロンビアの作家・小説家。代表作は「百年の孤独」。1982年にノーベル文学賞を…

平塚市内(平塚駅〜中央図書館)

平塚で仕事。午前、午後といろいろな人の話を聞く。皆が協力してくれるのに疲れてしまう。人と話すことに疲れやすい性分なのだと思う。 昼、平塚にいる友人と昼食に行く。来客対応でかなり遅れてくる。他人に怒りをぶつけるのは、重荷を他人に担わせるように…

午後のサッカー、「深い河」

新宿方面へ行く。遠出が苦手なので滅多に行かない。土曜日の昼頃で、空いていると思った電車は人でいっぱいだった。これだけの人がどこへ行くのだろう。新百合ヶ丘あたりでさらに混み合って、そこからは本を読むのも難しくなり窓の外を見ていた。 隙間なくた…

バーナー、「数学を使わない数学の講義」

テレワーク。家から一歩も出ない。ウェブ会議で関係先との進捗共有もできる。テクノロジーの進歩も動かないでいいという点でありがたい。薪ストーブをバーナーでつけるようになった。革命的に火つけが楽。ブラジル食材店で買ったチーズ入りコロッケがおいし…

薪、シェラスコ、「ダンケルク」

昨日までのこと。 金曜日、仕事の帰りに横浜で飲む。ジョイナスの地下の店を指定されたけど、どこにあるのかわからなかった。ムービルのあたりの橋を渡り引き返す。日に日に場末感を増す5番街から、存在も知らない階段を降りたら着いた。知らないところがま…

年末のSpotify、「私たちはどうつながっているのか」

年末になるとSpotifyがその年に聴いた音楽をプレイリストにしてくれる。けっこう楽しみにしている。今年一番聴いたのはバッハ、二番目はSonicbrat、三番目はハロルド・バッドだった。ミニマルなものばかり。次にビリー・アイリッシュが入っていたけれど。あ…

薪の調達、燻製

昨日のこと。 薪ストーブ用の薪が想像以上のペースで減っていく。調達先を調べていたところ、家の近所に薪販売所があった。近所にあるとは思わなかった。薪職人みたいな難しい人だと気まずいので娘と行ったけど、話しやすい人だった。ただ職人ではあった。あ…

「ドレス」藤野 可織

ホラーとSFが混在する話を集めたような短編集。正気と狂気のグラデーションは境が曖昧で、しかもおかしいのが主人公なのか周囲の側なのかが今ひとつ判然としない。一つ一つの話は短いので、急に断ち切られるようだった。でも実際の生活は続く。そういうのは…

「メッセージ」(映画)

「メッセージ」 テッド・チャンの小説が原作。ソシュールの言語学に、言語構造が世界の弁別の仕方に影響する、という考えがある(らしい)けど、それを異星人との遭遇で行う。異星人は時間の流れを単線的なものととらえていない。その表記法を学ぶうちに主人…

内心のホールデン、「幸福な死」

電車でよぼよぼの爺さんが席を譲ってもらえず、杖をついて立っている。たまに電車の揺れに合わせてよろめく。そういうのを見ると、うまく組成されなかった世界に責任の一端を感じて傷つく。心のなかのホールデン・コールフィールドが、案に相違して歳をとっ…

注文できない回転寿司、「あるクリスマス」

友人と会うために、平塚のオリンピックというモールで待ち合わせた。電飾がキラキラ綺麗なのに人が少なく、僕が知ってる頃より寂れてしまったのかと思ったら、閉店の15分前くらいだった。安心した。女の子が2人、不思議な踊りを動画で撮っていた。そういうの…

芋掘り、帰省、「サンデルの政治哲学」

午前、子供と芋掘りをした。結構取れた。今年から野菜を作り始めたので、土ができておらず不思議な形の芋が多い。それも少しおかしい。来年、再来年と続ければ、段々とそういうことも少なくなっていくだろう。子の成長と、土の成熟と。 サンデルの哲学の解説…

石を拾う、「ノクターナル・アニマルズ」

庭の石を拾った。庭一面に石が落ちている。アスファルトの細かいものに見える。荒涼とした雰囲気を出して見苦しいなとずっと思っていた。途中から子供も手伝ってくれたけど、なかなか無くならない。石が地中から生えてくるようだった。けれどあらためて遠く…

カキフライを食べない、「グランド・マザーズ」

仕事のすごく偉い人の現場の案内をした。顔馴染みの守衛さんに偉い感じの人たちが来てますよ、と言われ、向かうとまさにその人たちだった。遠目にも偉そうな人たちで守衛と笑う。何が違いを出しているのだろうと話す。着ている服だろうか。それともたたずま…

うなぎ、「シェイプ・オブ・ウォーター」

彫刻家から、先日の礼でメールが届く。率直な心情を書いた文面だった。こちらから返すときも文章に迷いながら書く。過剰に事務的にならない文章を書こうとするといつも難しい。多分できたと思う。 朝、老人に電車の席を譲る。すぐに降りるかなと思ったけど遠…

彫刻、「国境の夜想曲」

午前中、先日買った彫刻を届けに、彫刻家と画廊の人が家に来た。置く場所などを話し合う。彫刻家と話す機会はなかなかないと思う。前に仲が良かった友人も、父親が彫刻家だった。友人は経済的にかなり苦しい生活をしたと言っていた。それでも羨ましいと思う…

最後の鼓笛発表

子供の幼稚園の行事で鼓笛発表を見に行った。幼稚園児は日々育って、行事で立派に楽器を演奏するということは、代償に過ぎ去っていくものもあり、そんなことに感傷的になったりもする。小さい子供は自由に動きまわっていた。いかなる意味でも馴化されていな…

子供の増殖、「ハーバード白熱教室講義録」

昼、子供がメザスタというポケモンのゲームをやりたいと言うので近くのイトーヨーカドーに行った。良いカードのようなもの(タグというらしい)は、こちらでは当たらず、隣の子は2回出していた。運というのはバラつきがある。ゲームも現実と変わりない。 帰…

ChatGPTとの対話、「地下鉄道」

ChatGPTを英語の勉強などに利用している。公開中のバージョンに3.5と4.0があり、前者は無料で使える。2つのバージョンがどう違うのか、3.5に聞いたところ、私のデータは3.5時点のものだから知らない、と言われた。私たちはどこへ行くのか、は知らない、と。…

星座はわからない、「プールサイド小景・静物」

家でインフルエンザ禍が続いている。子供の熱は下がったけれど、しばらくは家にいなければならないらしい。帰宅してからそっと散歩に連れて行く。星座を聞かれて何も答えられなかった。オリオン座しかわからないし、それさえこの辺りは夜空が明るくて見えに…

インフルエンザの流行

家族にインフルエンザが流行している。妻と子供が罹患した。妻は寝ているので、子供を風呂に入れ、元気な下の娘とは遊び、合間に夕食を用意する。頑張ればできなくもない。薬も宥めながら飲ませた。割とそういうのは得意だと思う。けれど家事の要諦とは繰り…

焼き芋、いつ帰るのかについて

庭のサツマイモを掘って焼き芋をやろうと思ったけど、前日が雨で掘れなかった。さらに言えば、サツマイモは掘ってから数週間は置いておくべきらしい。熟するのだそうだ。ただ家には別に熟したサツマイモがあった。この辺りで芋が過剰に供給されている。 友人…

近所の祭り

地元の祭りに行った。子供向けの50円のくじや綿菓子など、手作り感の強い祭りだった。人は想像よりはるかに来ていた。むしろそれほど広くもない場所にたくさん集まったという感があった。酒は出ない。スピーカーの前のベンチで焼鳥を食べていると、急に大き…

今は見える

面談があって、異動させてほしいと頼んだ。こうしたら残留でもいいかなど聞かれたのだけど、繰り返し異動を頼んだ。少しかたくなだったかもしれない。ノートにやってる仕事を書きながら進めたところ、仕事の実感が湧いて割と捗る。けれど、終わった項目より…

ビールばかり

昨日、仕事が終わって、実家が近い場所だったので寄って帰ることにした。距離としては確かに近いのだけど、それは車があればのことで、田舎のバスはうまく乗り継ぎができなかった。途中から1時間くらい歩いた。最早近くだから寄ったとは言えない。実家では…

明日

個人的に毎日日記を書きたいと思ってる。でも今日は酔ってしまっている。書き直します。田舎の道をとても長い時間歩いて、昔住んでいたのに距離を忘れていた。畑だけが記憶にあって、あんなに延々と続くと思わない。

梅屋の思い出、「茶の本」

出張先で打合せをした。法律用語が行き交う。神妙な顔をして座っているしかない。打合せの主宰なのに、議論されている内容に確信が持てない。諦めないように努力する。終わってから身内側の人をつかまえて、解釈の答え合わせをしてもらった。打合せ自体と同…

2日目のカレー

昨日作ったカレーを食べたら、なおおいしく、やはりカレーは2日目がいいと言うからと思った。しばらく後、妻が水を足しチーズを入れるなどの手を加えていたことがわかった。技術の差は明らか。元は蓋を開けたまま煮込んだため、水が飛んで味が濃くなってい…