2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧
『ねじまき鳥クロニクル 第2部 第3部 -村上春樹』 ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫) 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 内容を忘れていたのだけど、人間の持ち得る悪意について書かれた小説のようだった。読んでいてかなり消耗する(おも…
家の近所に割と大きい団地がある。そのあたりを自転車で通った。たまに通る道だけれど、夜になるといつもと違う場所のような感じがする。団地の窓の明かりはあっても全体に暗い。たくさんの人が住む団地であっても、思っていたよりしっかり夜を享受していた…
鎌倉に行った。線路のうえを歩く。江ノ電沿いには、線路のうえを歩かないとたどり着けない店がある。電車は滅多にこないけれど、まったくこない訳でもない。少し背徳の感がある。 近辺に友人とあんみつを食べに来たことがある。そこも江ノ電沿いで、線路を歩…
古い建物が好きで、出かけた先にそれらしいものがあれば見に行ったりしている。100年くらい前のものがいい。それ以上古いと現実の手触りの感覚に乏しい。観光地ではなく、まだ使われているのであればなおいい。灯台とか水門なんかにはそういうものがたまにあ…
死んでいない者 (文春文庫) 作者:滝口 悠生 文藝春秋 Amazon どこかの山間部で葬式が行われる。故人の直系の兄弟や、さらにその子供などが集まり、思い出話などをする。親類は非常にたくさんいる。あまり脈絡なく、次々に出てくる。 それぞれの人間は個別の…
ライブで音楽を聴くために渋谷に行った。渋谷にはたまに行くのだけど、駅からの地下道の構造を理解することはあきらめた。だいたいの検討をつけて地上に出ることにしている。 目的地はスペイン坂のwwwというライブハウスで、地上に出ると109の前だった。だい…
「ねじまき鳥クロニクル 第1部」村上春樹 ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫) 作者:春樹, 村上 新潮社 Amazon 村上春樹が好きで、いろいろな小説を頻繁に読み直すのだけど、「ねじまき鳥クロニクル」は久しぶりに読む。1つには、けっ…
箱根にいたので、温泉施設に行った。平日だけどたくさんの人がいた。 グループ内で、ノリの良い自分を演出しようとして、隠そうともしない、それがどうしようもなく恥ずかしい、というのを最近目にしない。存在するけれど、気づきにくくなっているのだと思う…
箱根に来ている。今は夜の11時で、かなり強めの雨が降っている。今日は1日雨だった。夜になってますます強く降るようになった。暗くて見えないけれど、宿の前には芦ノ湖がある。その水面にもたくさんの雨が降っているだろう。紅葉しきったモミジと、葉の落…
夜、横浜の中華街に人が少ない。コロナの影響から回復しきっていないのだろう。もしくは平日はいつもこんなものなのかもしれない。 頭上に不思議な行灯のようなものがあってとても綺麗。煌びやかななかに人が少ないと、現実がむかし見たものの記憶のような気…