2024-01-01から1年間の記事一覧

それはさも壮大なことでした

割と仕事が忙しくて残業などしていたので変化がない。夜、職場を出て電車に乗る。お腹が空いている。家についてご飯を食べる。少し飲んで寝る。なんだか変な生活だった。そんなことはしたくなかったなと思う。でもしょうがない、とも思う。リクナビエージェ…

性分のようなものはずっとそのまま

桜が咲いてきたなと思ったら、いつの間にか満開になっている。間もなく散り始めそうな風情でもある。心の準備が追いつかない。 月曜日 異動できなかったことに消沈する。新しく来た上司はよく知っている人だった。昼休みに話す。しばらく会っていなかったけ…

栃木旅行(館林市、足利市、佐野市、栃木市、日光市足尾)

職場の後輩と昼を食べていてどこかへ行こうという話になった。「どこか」はどこでも良くて、ただ日々の変化が重要なだけなので栃木県の足尾銅山にした。谷中村滅亡史を読んだから。途中の市にもなるべく寄った。二度と行くことのないだろう街に寄る。 館林市…

薄汚い街だけ好きなのかもしれない

年度末で色々あって人と会ったりはできない。仕事が色々で、他に気を向けられないのでは、何だか本末転倒な気もしてしまう。 月曜日 毎日通る道はどちらかというと薄汚い繁華街で、自転車が街路樹のツツジにめり込んで止められていたりする。それでも蒲田で…

一週間は意外に長い

一週間は意外に長い。 月曜日 仕事に行くのがしんどい。でもそんなことを思いながらこの先ずっと働くのも大変だと感じる。どこかでやる気のようなものを得られないだろうか。職場に体調不良の人が出ていた。上司が電話で明日も休めと説得していたらパワハラ…

一日の終わり

夕方になって、だんだんと暗くなっていく。修理を頼んだ自転車を取りに行く。途中に通るアパートの庭で、ブラジル人が集まって話している。昨日もいた。狭い庭でただ集まって話す。そういう文化があるのだろう。なんだか素敵だ。 僕もウッドデッキで本を読む…

悪徳の街で串カツを食べる

日に日に暖かくなっていく。少なくとも基調としては暖かくなる。ある朝が寒いとしても、それは去り行く寒さ。 月曜日 スマホ脳(新潮新書) 作者:アンデシュ・ハンセン 新潮社 Amazon 「スマホ脳」を読む。漠然とだけど、今までもスマホでニュースを見てしま…

町田の住宅街の側は知ってる

土曜日 町田に行く。連絡できる知り合いはいない。前は仲の良かった同期が町田に住んでいた。ある日遊びにいくとドアノブが取れていた。別れた彼女に壊されたと言う。自分の精神が不安定なので、病気みたいな子しか好きになれないと言っていた。僕がいくらか…

木を切り倒すその人の話を聞いてみたい

老人が迷子になると町内放送が流れる。どこから聞こえるのかと思っていたら、ちょっと先の角くらいのところにスピーカーがあった。発見されても放送がある。良かったねと思う。たまに発見の放送を聞きのがす。きっとだいじょうぶ。 月曜日 上から、消費者金…

花粉とともに春がくる

少しずつ春が近づいている。奇妙なペイズリー柄のカーテンごしにも、家庭菜園のルッコラが緑色を濃くしているのがわかる。西日がとても強い。日曜日の午後4時。 月曜日 今週も仕事に行くのかと思った。そう思うと同時に、近年テレワークや出張が多くて、1…

都会は矛盾に溢れてて大好き、疲れるけど

今週のこと 水曜日 www.perfectdays-movie.jp 仕事終わりに平塚の映画館に行く。ヴィム・ヴェンダース監督『PERFECT DAYS』を観る。主演は役所広司。『ベルリン天使の詩』が好きだけど、古典みたいな雰囲気の映画なので、今になって新作が観られるとは思わな…

『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』 - 村上 春樹 / まさに村上春樹的世界

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫) 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 村上春樹的な世界というのがあると思う。作家が見る世界の成り立ちがある。優れた作家には大なり小なりそういうものがあるのだと思うけど、村上春樹にはそれがと…