公園にたまに古い動物のオブジェクトがある。謎だ。けれど、けっこう子どもが乗って楽しそうにしているのを見る。数十年、子どもを楽しくしているのだから立派なものだと思う。自分もそういうものになりたい。オブジェクトになりたいわけではなく。
定期健診で15分くらい待っただけで、歯医者の人が何人も待たせてごめんみたいに言ってきた。どちらにせよ本を読んでいるし、そもそも15分は待ったうちに入らないと思う。いえいえ、と言った。普通に言うと社交に聞こえそうなので、ちゃんと感情をこめて言ったつもり。虫歯はなかったのでクリーニングをしてもらった。
図書館へ行った。寒かったけど、今日までに返さないといけない。松尾スズキの人生相談は読めなかった。どんな人生相談に答えるのか、やっぱりひねったりしちゃうのか、楽しみだった。また借りよう。代わりに、荒木経惟「トーキョー・アルキ」を借りた。写真とエッセイ。ノリで喋ってるような、少し古臭い文章なのになんだかいい。
あとは薪をチェーンソーで切った。これで一通り切ったはず。それから斧で細く割った。樫の木は、火付きが早く、薪の王様と呼ばれるらしい。重いから火持ちもいいだろう。しかも斧で簡単に割れる。その大トロみたいな薪を、薪屋さんが好意で、ミックスの薪原木に入れてくれていた。大事に乾して燃やそうと思う。
気の長い話だけど、次の冬のための薪の準備をしている。今もまだ冬。