ホラーとSFが混在する話を集めたような短編集。正気と狂気のグラデーションは境が曖昧で、しかもおかしいのが主人公なのか周囲の側なのかが今ひとつ判然としない。一つ一つの話は短いので、急に断ち切られるようだった。でも実際の生活は続く。そういうのはある意味、とても怖いことだと思う。
ホラーとSFが混在する話を集めたような短編集。正気と狂気のグラデーションは境が曖昧で、しかもおかしいのが主人公なのか周囲の側なのかが今ひとつ判然としない。一つ一つの話は短いので、急に断ち切られるようだった。でも実際の生活は続く。そういうのはある意味、とても怖いことだと思う。