注文できない回転寿司、「あるクリスマス」

友人と会うために、平塚のオリンピックというモールで待ち合わせた。電飾がキラキラ綺麗なのに人が少なく、僕が知ってる頃より寂れてしまったのかと思ったら、閉店の15分前くらいだった。安心した。女の子が2人、不思議な踊りを動画で撮っていた。そういうのはいいなと思う。今日の帰りにオリンピックに寄っていこう、という、僕らがしたような会話がまだあるということ。

 

回転寿司屋でご飯を食べた。とても混んでいた。パネルで注文しようとしても混雑中だからと注文ができない。かと思えば、ビールは2杯来てしまった。回転寿司は一気呵成に食べるものらしく、ビールを飲みながら、たまに注文できた寿司を食べていると、そんなに食べずとも満足感が出てくる。食べすぎを控えている身にはちょうど良い。

 

それから車で家まで送ってもらった。オリンピックもほかの店も、ほとんどが真っ暗で、コンビニだけが輝いてる。あまり変わらないこともある。

 

トルーマン・カポーティ「あるクリスマス」

別居中の父親も母親も、子どもを心から大切に思いながら自分のことに精一杯で、子どもを取り返しのつかないほど傷つける。子どもは傷つきながら、親の弱さに同時に気付き庇いさえする。思い込みの強い大人は、そんなことは考えもしない。こういうことは多分至るところで起きている。最後の手紙が感動的。大人になってからこれを書ける天才はすごい。