うなぎ、「シェイプ・オブ・ウォーター」

彫刻家から、先日の礼でメールが届く。率直な心情を書いた文面だった。こちらから返すときも文章に迷いながら書く。過剰に事務的にならない文章を書こうとするといつも難しい。多分できたと思う。

 

朝、老人に電車の席を譲る。すぐに降りるかなと思ったけど遠出だったらしい。30分くらい立っていた。始発駅で乗っているので、朝の通勤電車に慣れない。譲ったのはよかった。

 

昼にうなぎを食べた。関内の宮川本店という店。とてもうまい。定食で4,400円は高いとも言えるけど、飲みに行ったと考えればむしろ安くさえある。酒はよくわからない。誰かと話すために行くのだろう。何かがおいしいことはほぼない。酒を飲むと味がわからない。

 

シェイプ・オブ・ウォーター」という映画を観た。人魚に女の人が恋をするという、童話のような話だけど、それなりの暴力や性描写、階級の隔絶や叶わない夢の失望などもあって、決して素朴な話ではなかった。主人公も若い女性とかではない。なのになぜか魅力的だった。軍人に追い詰められる主人公側の人たちに、妙に緊迫した共感を覚える。