紫色の花が咲く

木を調達する会に参加した。

 

土曜日朝6時台の首都高速道路が渋滞することを知った。休日の朝6時なんて存在しないもののように思っていた。もしくは夜の続きとして、だらだら飲んでしまって迎える時間だと。実際には、2時間の道のりの殆どで少しずつ混んでいた。

 

会では大体が1人の作業で安心していたのだけど、最後に皆で協力して資材を運び出すことになった。この歳でできないことは多分一生できない。集団作業に自ら関わるのはやめようと思う。手伝えないのに、手伝ってもらってしまった。作業自体は楽しかった。

 

翌日、かなり疲れていた。天気が良かったので、バーベキューのようなことをした。近所の人がやってきて、薪置き場を設置してくれた。僕が植えたタイムは雑草と認識されたようで、蹴って引っこ抜かれた。

 

直感的には自分の庭に見えるところが、一部市道になっている。近所の人がたまに通っていく。挨拶をしたほうがいいのか分からない。あくまで公道なのだし。そういうときは、社交性が欲しかったと思わなくもない。

 

窓の向こう、少し先の木に紫色の花が咲いている。聞くのも調べるのも面倒で、名前を知るのもきっと難しい。