写真美術館、松本大洋

恵比寿の写真美術館行った。深瀬昌久という人。

奥さん、家族、むかし住んだ場所などを執拗に撮り続け、晩年には自分を局部ごしに写す。解説には唯一残った被写体とあった。凄まじい狂気の気がした。

 

自分なども、もうダメだろうと思うけれど、本物の変態や天才を目にすると、手元にある問題は誤差のような気がしてしまう。

誤差にしてはかなり辛いものの。

久しぶりに、心底行ってよかったと思う展示だった。

 

帰り、JRが相鉄線に直通になっていて真っ直ぐに帰れた。噂には聞いていたけれど、じかに体験するとすごく便利。

正面に和装と洋装の境のような、不思議な服を着た綺麗な人がいた、

都会は大したものだ。普通思いつかなさそうな格好をする。

 

久しぶりに職場の先輩を飲みに誘った。

コロナ中にスマホにしたけど、Lineは分からないと言っていた。

以前と変わらず、メールで連絡する。前近代の継続みたい。

 

夜、松本大洋「Sunny」が届いたので読んでいる。

露骨には感傷に流れないのに、感傷的な気持ちになれる。すばらしい。