一日の終わり

夕方になって、だんだんと暗くなっていく。修理を頼んだ自転車を取りに行く。途中に通るアパートの庭で、ブラジル人が集まって話している。昨日もいた。狭い庭でただ集まって話す。そういう文化があるのだろう。なんだか素敵だ。

 

僕もウッドデッキで本を読む。外にはいる。けれど、誰も来ないし、家の前を知らない人が通ることさえ少ない。それでも知り合いの子供に何をしているのかと聞かれたりはする。天気が良いから本を読んでいるんだよ、と答える。我ながらよくわからない。

 

そうして本当に暗くなってきた。今日が終わる。悪くはなかった。どちらかと言うとけっこう良かった。