運動会と彼岸花の季節

カブトムシを庭に埋めた。そこにペットたちの共同墓地がある。先には魚やカナヘビが埋まっている。これからも増えていくだろう。思い出が堆積していく。古い思い出は忘れられていく。

 

気候は完璧に秋になっている。カブトムシの幼虫は日々エイリアンみたいな外貌に育つ。妙に大きく感じる。ウッドデッキで本を読む。もう薄寒いほど。でも明日からまた暑くなるとも聞く。カブトムシも死んだというのに。

 

子供の幼稚園の運動会に行った。まだコロナの名残りがあり、学年ごとの開催で見学者は少ない。見やすくていい。帰りはマックで食べた。以前はマックが苦手だった。人がたくさんいても大丈夫になってきた。月見バーガーをはじめて食べた。わりとおいしい。

 

近所の川沿いが彼岸花の名所と聞いて行ったけれど、半分開花前だった。それでも幽玄の気はある。ウチの子供は全力疾走していた。雰囲気が混在する。