ボランティア

子供の運動会があった。ボランティアで案内係をした。たまにトイレの場所を聞かれたりする。しばらくすると、皆がトイレの場所など把握してしまい、まったくやることがなくなった。放送を聞いて、雲を眺め、日陰がないのでどんどん日に焼けていく。鼻がヒリヒリと痛い。

 

村上春樹「猫を棄てる」を読んだ。父親のことを書いた、すごく私的な感じの本だった。村上春樹と父親の軋轢の内容には触れられない。どこのお寺の子に生まれたかなどが、割と詳細に記録される。個人は雨水の一滴みたいなものだけど、集団に還るからこそ継がれていかなければならない、みたいなことが書かれていた。

 

帰ってきたら疲れて眠ってしまった。起きたらすごく日に焼けていた。海にでも遊びに行っていたようだ。運動会のボランティアをやっていただけなのに。