元気な人たち、「族長の秋」

担当業務に増員があって新しい人を紹介された。元気な人でとても気圧された。僕は現在ぜんぜん元気ではないし、この状況で元気と接するのは暗い部屋で急に強烈な光を当てられるような気持ちになる。

 

定時で帰る。元気がないので仕方がない。やるべき仕事があるのは分かっていても、手をつける気になれない。かなり困る。

 

帰りの電車のなかでガルシア・マルケスの「族長の秋」を読み終えた。すごく長い。なぜなら族長(独裁者)はその権力が陰ってからも孤独の中でおそろしく長生きするから。150年くらい生きる。

 

同じ作者の「百年の孤独」を読み返したい気もする。しかしこちらもまたとても長い。そしてある一族の盛衰を語るなかで、複数のホセ・アルカディオが出てきて混乱する。これはどのアルカディオだったかと。未読の方にはこちらのほうがおすすめ。