夏の終わりに大磯の海水浴場に泳ぎに行った。
僕が住んでいた頃は、海水浴場の隣は古い漁港だったのだけど、オオイソコネクトという洒落た感じの土産などを売る施設ができていた。主に地場の野菜や魚が並んでいる。売物には大磯の感がある。あと、他県産の地ビールがあった。ビールはどこで作られようとおいしい。
海水浴場は昔と特に変わっていなかった。海だから当たり前か。相模湾は急にスタイリッシュになったりはしない。唐突な感じの岩もちゃんとあった。シーズンの終わりで人もまばらで、スピーカーからはサザンオールスターズが流れている。
海の家はないそうだ。コロナだから。そもそも、そんなものがあっただろうかと思う。記憶が遠くて思い出せない。あってもいいし、なくても構わない。江の島とは違う。
海ではクラゲに刺された。たしかお盆過ぎたらクラゲが出ると言う。そのとおりだった。痛くはないものの、その後ずっと痒い。見た目も痛々しくなる。
帰りに大磯市がやっていた。日曜日の朝市だったはずだけれど、8月は夜にやったらしい。酒が飲めるし、外国の聞いたこともない料理も食べられる。どこかの地域店が、大資本は取り扱わないような商品を売ってる。ハイビスカスの鉢植えとか、手作りの不思議な人形など。
僕は大磯が好きなので、皆に来てほしいと思っている。うまく表現できていない気もするけれど。
大磯市(facebook)