散髪、「カタストロフ・マニア」

髪を切った。今まで頼んでいた美容師が辞めてしまったので、新しい人に切ってもらった。散髪中は、中華街にカレーの名店があるとか、徹夜で飲むと深夜2時過ぎからが辛い、といった話をした。そういう、バスの待合所で天気の話題を出すような社交性が存在すると思う。最近は少しだけできるようになった。

 

島田雅彦「カタストロフ・マニア」を読んだ。終末モノ。終末なのに、登場人物も次々起こる出来事も驚くほど軽い。ストーリーはおもしろいのだけど。同じ終末を描いていて、異常なほどの重厚感があった「ザ・ロード」と比べてしまう。こちらもおもしろいのに、あまりの重さに読み直す気持ちがなかなか持てない。