カナヘビの脱皮、バッハ、本(『パルプ - ブコウスキー - 』)

大人になると何でも飼うことができる。それはとても良い。いまはカナヘビを飼っている。エサをやろうとケージを開けたら脱皮中で奇怪な姿になっていた。ぼろぼろ。重篤な病気になったのかと思った。エサは食べなかった。それは確かにそれどころではない感じがする。

 

今日も30分ほど走った。活動量計によると300kcalの追加的消費。調べると、脂肪1キロは7,800kcalと出るので、20日ちょっと繰り返せば1キロの減量になる。けっこう先の話だった。

 

毎日バッハのゴールドベルク変奏曲を聴いている。グレン・グールドの盤。鎮静的な音楽だけど、急にピッチの速くなるパートがあり、音量を上げたり下げたりしている。適正な音量がつかめない。そうであっても、たびたび聴きたくなる。

 

『パルプ - チャールズ・ブコウスキー - 』

ブコウスキーの遺作らしい。55歳の醜悪で厭世的な探偵が、日常的にバーテンや郵便配達夫を殴る。強盗に遭遇しても放置。「俺は高いぜ」と言って、時給6ドルを請求する。一応まじめに働くけれど、仕事内容は宇宙人との戦いだったり、死神の依頼による死に忘れた作家の捜索だったりする。「パルプ」は三文小説の意味らしい。皮肉だろう。とても面白かった。