石のケーキ、本(『落日燃ゆ - 城山三郎 - 』)

子供に話しかけられることがよくある。子供が寄ってきやすい性分なのだと思う。それが猫だったり、女の人だったりする人もあるだろう。近くに親がいれば相手をする。いないとちょっと困る。今日はケーキがあるからと呼ばれ、石を渡された。ケーキとして食べるふりをする。ブドウとイチゴのケーキだったそうだ。斬新な組み合わせだ。

 

それから今日も走った。余分に感じる部分はやはり余分なのだと思う。ふっくらしている。上の写真は、近くに送電線が3本立って見えるけれど、実際は後方に幾重と連なり、少し過ぎて見ると7本も8本にもなった。そんなことに感慨を覚える。たぶんもう少しで痩せる、はず。

 

『落日燃ゆ - 城山 三郎 - 』

広田弘毅の伝記風小説。元外交官で、「軍部大臣現役武官制復活」や「日独防共協定」の時期の総理大臣。それ以上は知らず、漠然と軍部や革新官僚に迎合した人と思っていた。本書では、広田をはじめ外務省主流派が軍部へ一定の抵抗をしたことが書かれている。この時代の小説は何を読んでも軍部のファナティックな異様さがすごい。