遠くに入道雲。あの下では豪雨なのだろうと思うとなんだか変な気分になる。なにせこちらでは、夕方になってもとんでもなく暑いのだから。もう落ちかけてる太陽が、残る力のすべてをありったけぶつけてくる。

 

気がついたら夏が終わりかけていた。子どもは宿題を終わらせたのか聞かれる頃。大人になった僕は、夏も妙に忙しくて、この暑さがいつから始まって、いつの間に終わりつつあるのか、今ひとつピンとこない。

 

公園で帽子を力のかぎり高くまで投げた。楽しかった。帽子は上空でくるくる回る。戻ってきそうで戻ってこない。