喉が痛いのは、熱がないことを考えても、昨日度数の高い酒を飲んだから。先輩がほとんどおごってくれるのをいいことに普段飲まないようなものにも手を出した。

 

ジンは何があるんですか?よくわからなかったから最後のやつをください。ロックで、ちょっとライムを入れて。

 

そして喉が痛くなった。

 

街灯はいつの間にかオレンジ色になっている。いつからなりましたか。僕の知る街灯は青白く憂鬱で、真下しか照らす気のないそれだったはずだ。オレンジでよくなった。オレンジ色に照らされていると静かな気持ちになる。目に優しい。周りは見えるようで見えていないので、通りかかった家の庭の草木が雑草のよう。雑草みたいだったよ。

 

下を見ながら歩いていると、精神が内向する。ずっと歩いていけそうな気分になる。なぜかと言えば内向しているから。疲れや飽きは、内向している精神に感知することは難しい。何もない。あえて言えば歩道の柄にパターンがあるかな。色の濃いところと薄いところがある。永遠に続く。ずっとずっと内向していけば、何年でも続けることができる。

 

月が出ていて、家の屋根が青白く照らされていた。洗われているみたいだった。雪が降る土地だったらよかったのにと思う。