ケージの中の抗生物質まみれの豚

数日のあいだ酒を飲まないでいた。体調は良かったのだけど、さっき急に飲みたくなった。喉が異常に渇く。この渇きは、生命の維持のために人体が欲するそれとは明らかに違う。衝動が突き上げるよう。我慢するのがとても難しい。タバコにも同じ感じがある。こっちは今のところ、なんとか耐えている。

 

身体を粗雑に扱うことがかっこいいと思っていたことがあった。その時に染み付いた生活がなかなか抜け切らない。栄養バランスの考慮されない食事、過剰な飲酒、喫煙。今でも実はかっこいいと思ってる。しょうがない。

 

豚は毎晩、抗生物質を与えられる。与えられているかどうかは知らないけれど、そう仮定しよう。ケージの中で清潔に育つ。適度な運動を心がけ、健全な思考を育む。集団の輪を乱す思慮に欠ける行動は慎む。そうして皆が誇り高い食用豚として出荷される。

 

そういうイメージがずっとある。だから僕はまず氷結を飲む。禁煙は続けながら。