今日、人間関係が科学された

「私たちはどうつながっているのか」という本がある。5年くらい前に買ったもので、定期的に読み返している。内容は、人的ネットワークに関するものなのだけど、僕には自己啓発本のように感じらる。

 

スモールワールド・ネットワークとかハブの形成などと言っていても、端的に言えば、ちょっと遠ざかった相手にも連絡を取るようにするといいよ。思わぬ有益な情報が得られるかも、というような話だ。

 

もう少し内容をきちんと書くと、大きくは次の2つの内容が紹介されている。

1.スモールワールド(間に数人を介せば、任意の誰と誰でも結びつけることができる)

2.スケールフリー(空路にハブ空港が存在するように、人間のネットワークにも人的つながりが集中することがある)

この2つについて、詳しい概念や生成の要因などがわかりやすく説明されている。それから、実際の生活にこれらを適用する方法も示唆されている。自己啓発的というのは、この部分のこと。

 

重要なことに、本の中でも繰り返し言及されているけれど、任意の誰かと連絡を取り合ってつながりを維持するというのには一定のコストがかかる。明らかに面倒くさいし、会ってご飯でも、となれば金銭の負担にもなる。だから、人的関係の規模は、コストと効用の比較の結果になるという。

 

なんて科学的でドライなんだ。人間の心の問題だよこれは。とはならない。

 

スタバの店内でラインを開いて眺めてみた。しばらく連絡を取っていない人が何人もいた。僕の性格からすると、こういう機会がなければこの後にも連絡の要を見出せなかっただろう。物事を客観的に見るのは、今いる枠を見直すための役に立つ。僕たちは地蔵ではないのだから、同じところにずっと立っていると考え方が偏るし、第一におそろしく退屈してしまう。

 

本の作り自体もドライにはなっていない。そこのところは多分読んでくれればわかる。

 

飲み会と焚き火の約束が1件ずつできた。やることはだいたい一緒になる。それはある程度しょうがないのかなと思う。 

私たちはどうつながっているのか―ネットワークの科学を応用する (中公新書)

私たちはどうつながっているのか―ネットワークの科学を応用する (中公新書)